隠れ家もろ直送・信哉便 51
投稿日 2001年2月10日(土)08時43分 投稿者 佐藤信哉 削除
さて、勢い余ってもう1本入れちゃおうかな。
近藤健二に、
「おまえ、こんなとてつもないペースで書き込みやっていたら、
体壊しちゃうから、少し控えたほうがいいんじゃねぇか? 」
と気遣う電話を貰ったが、ふん。
こんなもので、壊れるか。ふん。
オレのキャパシティー、こんなもんじゃねぇぞい。
まだまだ余裕、よ。
でも、壊れるかもしれない。
でも、やるしかないんだよ。
まだ、立ち上げたばかりなのだ、ここは。
主催者であるオレが、頭切ってみんなを引っ張って行かなくて、どうする。
どうする、と言われても、困るだろうが。
まあとにかくそういうわけだ。
世の中に何十万という数ののHPがあろうが、
オレは絶対にどこにもないようなものが作りてぇんだよ。
「だったら努力しろ、手間暇を惜しむな」
自分で自分にそう言ってんの。
だから、やるっきゃねぇんだよ。
ケンちゃんたちがミスター・バイクを立ち上げたときだって、そうだったろ?
それと、同じことよ。
そのミスターバイクから電話が掛かって来た。
編集長の中尾祥司からだった。
「あっ、あの、次のストアタで使う広報車、今日届きましたから」
後で取りに行く、と返事しておいたのに、忘れて寝てしまった。
目が覚めたら、午前4時11分。
こりゃあやべえ。いくらなんでも、もう誰も居るわけないだろうな・・・
そう思いながら、ダメ元で掛けたら、居た。
ゴーグルの連中が、丸々残っていたのである。
こりゃ助かったとトランポを飛ばして行ったら、
編集長のナベリンこと渡辺昌彦を筆頭に、安生、木場、鳴海と、
みんなでパソコンに向かって黙々と働いていた。
おもしろい本を。読者を引き付けられる本を作るために。
みんな頑張っているのだ。
だから、オレだって負けられない。
ただしこっちは、「たったひとりの軍隊」だが。
ちょっと前のポチ落合の書き込みに、
「あっ、あの、社長あっさりと断られた、って話でしょう? 」
てあったけど、10年以上も前の話なのに、みんなしっかりと憶えているんだね。
鈴木さん、ここに書き込まないかなあ。
天下の三栄書房の社長が自分で書き込んだりしたら、すげえおもしろいのになあ。
書くとしたら、どんな感じで書き出すのだろう。
「あっ、どうも〜、三栄の鈴木で〜す!! 御無沙汰しておりま〜す!! 」
違うな。
「三栄の鈴木です。書き込み、拝見させて頂きました。私は最近・・・」
違うな。
「いやー、参った参った、まさかあの話がこんなところに載るなんて、はははは!! 」
違うな。
「シンヤさん、初めまして。私三栄の営業部の○×と申しますが、社長に代わって・・・」
・・・違うな。
でも、これのどれかに類似するパターンになるんだろうな。
主要な書き出しを4パターンも書いてしまったから、
「あっ、やっぱあの出だしで書いてやんの」
とか思われるのがイヤで、書きにくいったらありゃあしないだろうな。きゃははは!!
もうオレ顔忘れちゃったよ、鈴木さんの。
そのうちまた遊びに行ってみようかな。
ソルマック持って。
ぎゃはははははははは!!
(ハワイ沖で漁業の実習船と潜水艦がぶつかった一件で、オーバーヒートし過ぎた感のある
みんなの意見交換に対して)
隠れ家もろ直送・信哉便 54
投稿日 2001年2月16日(金)17時16分 投稿者 佐藤信哉 削除
やっと体調が元に戻った。さあ、復活だ。
機関車がちょっと離れているうちに、
なにやら書き込みの内容が随分とキナ臭い方向になったな。
全部、読んでいたよ。
ただ、書き込む元気がなかっただけで。
あのな、君たち。
意見を述べるのは大いに結構。
自分の考え、主張を述べるのも、大いに結構。
だがな、ちょっと待ちなさい。
国の事や、民族の事にまで話が飛躍してしまっているが、
スタート地点は、例の潜水艦の事件だ。
ここに、端を発している。
OK ?
みんなの気持ちは分かる。
言いたい事も、分かる。
だが、しかし、なんで、こんな話になっちまうんだ?
いいか、よく聞きなさい。
確かに、アレはアメリカの潜水艦が悪い。
一方的に悪い。
だが、だ。しかし、だ。
悪いのはアメリカ軍ではなく、アメリカという国そのものではなく、
「すべての権限を握っていた、潜水艦の艦長」
なのである。
常識で考えてみなさい。
どこに、目の前で沈没しかかっている船がいるというのに、
指を加えて眺めている人間が、海の男がいると言うのか。
海に生きる人間というのは、例え軍人であれ、漁民であれ、商船の人間であれ、
仲間同士であるという意識が極めて強く働くものなのだ。
このあたりの暗黙の絆というものは、はっきり言って、バイク乗りの比ではない。
なぜなら、海洋でのピンチ、それがなにを意味しているのか、
自分達のそれぞれの仕事や体験を通して、知り過ぎるほど、分かっているからである。
ぶつかった瞬間、乗り組み員全員は、その衝撃の大きさから、
これはただならぬ事態である、ということを察知しただろう。
そして、情報はすぐに伝わったハズだ、口コミという形で。
そして、民間船が沈みかかっていると知った時、
一刻も早く助けねばならない、と乗り組み員はみな思ったハズである。
おそらく、新米の頃受けた、あの救難訓練時の心細さや恐怖心を思い浮かべながら。
ところが、だ。
こんなことはよもや知らない人間などいるまいが、
軍隊というものは、とにもかくにも、上官の命令が唯一無二、絶対のものなのである。
その上官も上官、最高指揮官である艦長が、許可、あるいは命令しない限り、
誰も、何もすることが出来ないのである。
「艦長!! 衝突した民間船は、撃沈に近い状態であります!! ただちに救助すべきであります!! 」
そう言ったところで
「お前に命令される筋合いはない!! いま本国と連絡を取っている、すっこんでいろこのばか者!! 」
これで、おしまいなのだ。
さらに悪いことに、これが巡洋艦かなにかであれば、
惨状を目の当たりにした兵士や下士官の中には、軍法会議に掛けられるのを覚悟の上で、
艦長の命令を無視し、飛び込んで救助に向かう連中だって、出て来たかもしれない。
だが、潜水艦では、外でなにが起こっているのか、乗り組み員には知るすべもない。
警察・消防は言うに及ばず、災害時の政府の指揮系統に至るまで、
とにかく国家組織というものは、この「上の命令がなければ動けない」という、
どうにもならない事実の上に成り立っている。
そしてこれは、個人の感情や良心というものが仮にあったとしても、
介入させることは事実上不可能な世界ともなってしまっている。
では、その絶対権限者である艦長は、なにを考えていたか?
浮上していたとしても、本体の大半を水中に没している潜水艦というものは、
なにをするにしても莫大な抵抗を伴う。
すぐには動き出さないし、逆に、止まらない。
ただし、巨大なスクリューだけは、容赦なく回転する。
そこで思ったハズだ。
( 艦を近付けたら、どこに浮いているのかよく分からない民間人はおろか、
救助に向かわせた自分の部下までミンチにしてしまうかもしれない)
( ただでさえ立場は最悪なのに、そうなったら軍法会議でえらい重刑を食らっちまう!! )
( そう離れてはいないハワイ本土から、救助艇が向かっているのだ。だったらここはひとつ、
大事を取って傍観していよう。これ以上立場が悪くなるのはまっぴらだからな!! )
これはあくまでもオレの想像だ。が、大方こんなものだろう。
そして、ここに「日本の船である」あるいは「相手が日本人であったから」
ということが関係していたのかどうか、ということも、オレには分からない。
ただし、相手が自国民、ましてや同じ釜の飯を食っている仲間の艦船であったならば、
オレは絶対に違う判断を下していたに決まっている、とやはり想像しているが。
そして、悲劇は起こってしまった。
その結果、悲劇は巻き起こされてしまったのである。
では艦長は、どうすればよかったのか?
てめぇが頭切って、飛び込んで助けに行けばよかったのだ。
「おい、おめぇら、俺に付いて来い!! 」
と、先頭に立って救助に向かえばよかったのだ。
「本国の命令だろうが、軍規だろうがそんなことは知るか!! 」
と、ありったけのライフジャケットなり浮き輪なりを抱えて、
部下もろとも飛び込めばよかったのだ。
そこには命令も軍規もヘッタクレもない。
なにしろ、やったのは、事を起したのは誰あろう、艦長てめぇ本人であり、
それを「今」どうにかできるのは、最善の手をすぐに差し伸べられるのは、
艦長である、てめぇ本人しかいないのだから・・・。
こうで、あるべきではないのか?
こうであったべきではないのか?
みんなの書き込みから判断すると、言いたい事の真意はこんなあたりに
あるのではないかと思う。
糾弾されるべきは、アメリカ軍でもなければ、アメリカ人でもない。
この大馬鹿者の艦長なのだ。
ここを間違えてはならない。
怒りに支配され、「だって、そいつはアメリカ軍の人間だろう」
ひいては「アメリカ人だろう」
とやってしまったら、収拾が着かない論争が始まってしまう。
そう、ここのヒートアップしている書き込みのように。
するとその後の対応の仕方とかにまで話は延々及んでいってしまうのさ。
ひとりの人間の起したことを、その組織の、その国民の総意のごとく語ってはいけないよ。
そういうところから話は一人歩きをし始め、いらぬ論争を呼び起こし・・・
民族間の対立なんてのは、そんなところから始まるんだよ。
ばか臭ぇ話ではないか。
怒るべきは、この大馬鹿者の、海の男の風上にも置けない、いやいやそれ以前に
人間としての良心を持ち合わせていなかったクズ艦長と双璧をなす
「もうひとりの大馬鹿者」である、森総理大臣に対してなのだ。
もしオレの身内があの船に乗っていたとしたら、オレは絶対に、ぶん殴っている。
絶対に、顔をぶん殴ってやる。
「おい、オレしばらく食らい込むことになるが、構わねぇよな? 」
誰も反対しねぇよ。
この野郎、てめぇみんなで手分けして給料払って食わせてやってるのに、
勘違いしてんじゃねぇぞってな。
相手の応対も、おまえの態度に直結しているんだよ!! てな。
あれでなにが日本国首相だってんだ。
なにが総理大臣だってんだ、まったく。
・・・というわけで、いろいろ書いてきたけど、
この問題から派生しているいろいろな話には、そろそろ終止符を打とうではないか。
少し、楽しい話で盛り上げようよ。
たまにはいいけどさ、ヘビーな話ばかりだと、書き込む人が限られて来てしまうし、
入りづらくなってしまうじゃん。
頼むよ、みんな!!
隠れ家もろ直送・信哉便 55
投稿日 2001年2月22日(木)22時45分 投稿者 佐藤信哉 削除
風邪から立ち直ったら、今度は〆きりという厄介な作業が待っていた。
ストリートアタック。コラムにホットラインにバーンナイト・・・。
どれもみなやることは同じなのだが、その中でもやはりホットラインの、
1000件を超える生の声を編集するのは、本当に大変な作業だ。
「シンヤさんはバイク乗りの心を分かってくれるから・・・」
分かって当たり前だ。
なにしろ、もう122619回も、こっちは「生の声」を聞いているのだ。
これで分からなかったらどうにかしている、というものだ。
もし誰かに「日本一バイク乗りの心が分かっている人間は誰か」
と尋ねられたら、胸を張って「それは佐藤信哉だ!! 」と喚きなさい。
「数じゃねぇんだよ、数じゃあ」
とか言って、自分で否定しておいてから、胸を反らし、華の穴を
大きく膨らませて、たばこの煙りをプゥッ!! と吹いてあげるから。
それにしても、ここにもみんな、恐ろしいほどの書き込みをするものだ。
あまりの数に仰天し、すぐに当初設定していた50件から、
枠一杯の200件まで上げたのだが・・・
それも、4〜5日で一杯になってしまう!!
ちょっと目を離していると、もう話題に付いて行けなくなってしまうという、
嬉しいんだか参るのだか分からない状態だ。
そんな中で
「ビデオの表紙のvmaxの片手放しのホイールスピン、
アレはいったいどうなっているのだ?」
という話題についてだが、話は実に簡単だ。
以下、実際にやった手順を書いてみよう。
1. 絶対にグリップしないように、リアタイヤの接地点に、オイルを撒いておく。
2. フロントブレーキを握り締めながら、一気にクラッチを繋いでスピンを始める。
3. 左手を右に移動させ、スロットルとフロントブレーキを握り締めてホールドする。
4. それから右手を離し、予めグリップにセットしておいた針金をブレーキレバーに
グルグルッと巻き付けて、スロットルもブレーキレバーも動かないようにしてしまう。
5. 左手を元の左グリップに戻す。
6. 右手を離し、左のグリップを掴む。
7. 左手を離してサイドに垂らし、眉間にしわを寄せてカッコを付ける。
8. 早く撮れ、早く撮れ!! とカメラマンに向かって喚く・・・。
以上です。
コツというか、ポイントというか、とにかくそれは、
「一度スピンし始めたら、後は極力低回転でスピンを持続させること」だ。
これは、グリップするのが恐くてバンバン回してしまうと、必要以上にスモークが
立ちこめてしまうし、左右にブレやすくなってしまうからだ。
ちなみにオレの場合は、この手の「撮影」としてホイールスピンを行う場合、
1500回転前後という、辛うじてスピンを持続できるぐらいの回転数まで、
落としてしまっている。
もっとも、あのビデオの撮影の場合は素手での調整ができなかったので、
2500〜3000回転のあたりでのホールドに、否応無しになってしまったが。
しかしいずれにせよ、全開でバンバンやるのと違って、とにかくこのように
「低回転でスピンをさせている」
分には、車体のブレも最小限に押さえられるので、太ももの付け根でのホールドと、
右手一本の「逆操作」でも、
バランスを保ち続けるのはみなが思っているほどには、難儀なものとはならないのである。
実際に試してみれば分かることだが、どんなに回転を下げてやっても、
ひとたびグリップを失ってスピンしたタイヤというものは、仮にベトベトに溶けて
粘着力が上がったとしても、まず2度と食い付くことはないのだ。
ただし、だからといって極端に落としてしまうと、いきなり食い付いて、
前へドカンと飛び出す。
まあ、このあたりのことは、経験を積むしかないだろう。
車種によってやり易さというものはまったく違って来るのだが、
とにかく「写真を撮るためにその場で安定させて持続させる」というのは、
いろいろと裏技が必要なのである。
石鹸。砂。整髪料のチック。バイタリス。CRC。チェーンルーブ・・・。
その場であり合わせのものを、いろいろと使ってやっている。
すべては「失敗なく、無事に終了させるための知恵と工夫」なのだ。
やり逃げ、派手ならそれですべて良し、というストリートパフォーマンスとは、
そこが「撮影」というものとの決定的な違いだ。
ひとつ、おもしろい話しを書いてやろう。
何年か前に、平忠彦とXJR1200の写真を撮ろうとしたときの話しだ。
カメラマンが、ひとつ派手なホイールスピンのカットを、と平に頼んだ。
「あ、はい、分かりました・・・」
ところが、これがうまくいかない。
前へズルわ、エンストをこくわで、ちっともうまくいかないのだ。
そしてしまいには、クラッチがイカレて走らなくなってしまった。
あの世界の平が、8耐の勇者平忠彦が、なぜ・・・?
スタッフとカメラマンが素朴に発した言葉に、平は強烈な一言を返した。
「そんな余計なこと、レースではまったくしませんから」
いかにホイールスピンさせないか、いかにグリップさせるか。
いつもそればかりを考えて走っているので、
どうすればそんなことができるのか、私には分かりません・・・と!!
言われてみればこれはまったくその通りで、正論なのだ。
世の中で個の話しを知っているのは、多分ほんの数名の人間だけだろう。
もっとも、これで何万人かに広がるだろうが、ははははは!!
というわけで、じゃあな。
また、書きまくるぞ!!
隠れ家もろ直送・信哉便 56
投稿日 2001年2月23日(金)00時16分 投稿者 佐藤信哉 削除
華の穴。(注・前回の書き込みで私は誤変換のまま掲載してしまった)
そうだよな。オレ少し疲れてるんだけと゛・・・。
ところで「てつ」てのは、仙台のキンテツか?
ちょっと前の書き込み見て、中川マユミと
「このちょくちょく書き込んでいるてつってのは、仙台のテツだったのか!! 」
なんて話していたんだけど。
久しぶりだな。元気でやってるか?
これ読んでるみんなにはぜんぜん分からないだろうけど、
10年ぐらい前に、てつの「身内」の人間がちょっと人生踏み外してしまったことがあって・・・。
それで、こんなことシンヤさんにしか相談できねぇやって、手紙を貰ったん だ。
それでオレ、手紙書いて、そいつに渡してくれって。
人は過ちを犯す生き物なんだ、オレだってさ・・・と。
そんなことがあったんだ。
な、てつ。
ずっと会ってないけど。
そもそも、会ったのなんて、君とは一度しかないけど。
でも、関係ねぇんだ、そんなことは。
お互いにお互いのことを憶えている。
お互いに、「ああ、あいつ今頃どうしてんだろうな」なんて思ったりする。
ワンス&フォーエバー
たった一度・・・そして、永遠に・・・
君たしか、「シンヤさんにはこの言葉がピッタリだ」と言っていたよね?
「ソー・ワッツ? 」
だからなんなんだ?
で?
そんな言葉がピッタリと似合う人間だ、とさ。
まさにオレの十八番。
誰になにを言われようと
「・・・、で? 」
これオレのほんと、十八番だもの!!
いまでもこれはまったく変わっていません。
君もきっと、そうなんだろうな。
これからもお互い、仲間を、そして家族を大切に、大事にして生きて行こうな!!
しかし、意外なところで再開したもんだ。
てつよ。
世の中、変わるところは変わるもんだぜ、まったくよ!!
そう思わないかい?
変わってしかるべきところ。
変えてはならないところ。
変えるべきではないところ。
それをお互いしっかりと見極めて生きていこうぜ。
(同業者の人間からの、「ホイールスピンなんてやろうと思えばなんだってでま すよ」
という書き込みに対して)
隠れ家もろ直送・信哉便 57
投稿日 2001年2月23日(金)00時51分 投稿者 佐藤信哉 削除
やい、カワサキバイクマガジンでメインで仕事をしている、
フリーのカズ中西!!
50だってなんだって、そらやろうと思えばできらあ。
でもね、君、中西君。
「自分のバイクで」
つまり
「自分のクラッチで」
でけるか、おい。
オレ、できねぇよ。
やったの全部人のクラッチ、つまり広報車だもん。
だからできたんだもん。
けーはははーの、かっかっかーっ !! てんだよ。
でもよ。
「100メートルできっか!! 」
てそれ、オレも「やった」という奴、いたとしても実際にこの目で見るまで信じない。
100メートルやったら、絶対にスチールコード出るどころか、
半分ぐらいの時点でホイールだけになって火花散らすぞ。
マグホイールなら火ィ着くぞマジに。
みんな、マグネシウムって、粉末になると火薬も同然に、驚くほど燃え易くなるなんて
あんまり知らねぇだろうな。
すげえんだぜ、アレ。
固体になってりゃあいくら火で炙ったところで火なんか着かないんだけどさ・・・。
昔ね、モデルガンの改造が流行ったときに、マグネシウムの粉が大人気になって、
でも、みんな手に入れることができなかった。
そしたらある日、オレの弟が
「そんなの会社にいくらでもあるよ」
と言ったとたん、うわっくれ、よこせ、頂きたいです弟様ターちゃん様と崇められちゃってな。
「ソー・ワッツ? 」
「・・・、で? 」
私はやはり、少し疲れているようだ。
(次回のSD開催にあたって、手話通訳を申し出たいのだが、どうしよう、勝手な意見なのかなと
ちょっと考えてしまっている、という書き込みに対して)
隠れ家もろ直送・信哉便 58
投稿日 2001年3月1日(木)08時24分 投稿者 佐藤信哉 削除
常夏屋君。
「シンヤさん助けてよ」
て、なにを助けりゃあいいんだ?
べつにそう困っているようにも見えないんだけど。
でも、もしオレのひと言が欲しいのなら、言おう。
「関係ねぇよ」
耳の不自由な人のために、通訳をしたい。
それをオレがどうこう言うとでも思っているのか?
やりゃあいいじゃねぇか、どんどん。
収拾がつかなくなるので通常は絶対にステージの上は立ち入り禁止にしているけど、
そういうのは話が別だ。
もしその必要があるのなら、ステージの袖のところに、
専用の椅子を置いてあげるよ。
「手話通訳」という腕章も作ってあげる。
だから、つまらないことで心配するな。
ちなみにね、SDのスタッフの中にも、ひとり耳の不自由な女の子がいたんだよ。
いまはちょっといろいろと事情があって来られなくなっちゃったのだけど、
すごくきれいな娘でね。もちろん、バイク乗りさ。
海外のラリーにも果敢にチャレンジしたりして、女性週刊誌にも
特集記事で大きく取り上げられたり、
政府の公共広告機構、ACのテレビコマーシャルにも出ていたので、
「ああ、あの娘か!! 」なんて知ってる人も多いかもね。
さてと。
最近みんなヘルメットの話で議論が飛び交っているけど、あんまり熱くならないでな。
文章ってのは、言いたい事はすぐに伝わるが、その真意を伝えるのは、
非常に難しいものであるということを、分かっておいてもらいたい。
相手と直接会って話てしまえばすぐに
「ああ、そういうことだったのか」
「なるほど、そういうつもりで言っていたのか」
となるものが、結果的に自分の言いたい事の、エキスの部分だけを相手に伝えることとなる
このBBSのような「短編の書き込み」というものは、そういう危険性を孕んでいる。
こんな話をしよう。
死んだじいさまが、昔むかしオレに話してくれた、戦争中の話だ。
「あのなあ、しん坊。兵隊さんてなあ、新兵さんの頃は、いくら注意しても
みんなザンゴウの中から、頭を上げてしまうんだ。
怖いからね、外がどうなってるのか、敵がどこまで近寄って来ているのか、
見たくて見たくて仕方がなくて、つい、頭を上げちゃうんだよ。
それでね、ズドンとやられてしまうんだ。
狙撃兵って言ってね、それを専門に狙っているのがいるんだよ」
「それでね、若い者が、おじいちゃんの目の前で、た〜くさん、死んでいったんだよ。
古い兵隊さんはね、ピストルの弾がどんなものか、当たるとどうなるのか、
よ〜く知ってるから、ものすごく用心してるんだけど、新兵さんなんかは
撃たれたことなんかないもんだから、本当の怖さがわからないんだよ。
鉄砲の弾は、目に見えないからね。当たるまで、分からないんだ。
でも、当たったときにはもう遅いんだ。
すぐに死んでしまう者もいれば、痛いよう、痛いよう!! て叫びながら、
衛生兵に担荷で運ばれて行く人もいてね・・・」
もう、35 年も前の話になるだろうか。
それからオレはじいさまが言うところの「鉄砲の弾」を、
都合13 発も体に食らってしう事となる。
そのうち担荷で運ばれたのが、6 回。
さらにそのうち、脊髄に食らったのが1 度。
頭蓋骨に食らったのが、2 度・・・。
そのほとんどすべては、まだ若かりし頃、10 代の頃の話だ。
だが、それでもオレがいまこうして生きていられるのは、
すべては、とは言わないが、ヘルメットをきちんと被っていたおかげである、
ということは、素直に認めている。
ヘルメットの効力を、着用するということの有効性を、オレが感じているほどは、
感じていない、という人間は確かにいる。
オレは思う。
「ああ、たぶん、ぶつけて地獄を見ない限り、言っても分からないだろうな」と。
その地獄がどんなものなのか、どのような現実を伴うものなのか、ということは、
いくら口で説明しても、ピンと来ない連中には、来ないものなのだ。
じいさまが言っていた「新兵さん」のように。
オレがケンカ腰になってまで、執拗に「 被れ!! 」と言い続けたのは、
オレの弟と、自分のセガレだけである。
つまり、身内だ。
では、ダチに対しては?
オレがヘルメットの重要性を悟ったのは、14 歳のときのことだった。
それからずっとヘルメットにはこだわって生きて来た。
そんなオレを、「ダッセエ!! 」と笑う連中もいた。
カッコイイバイク乗りは、ノーヘルで、リーゼントをキメて颯爽と乗り回すのよ。
素顔を晒して、いかにも気軽な格好で。
メット? ビビッてんじゃねぇよ!! と言いながら。
そして、みんな、死んでいった。
真夜中の環 8 に頭を打ち付け、小便を漏らしながら。
トレーラーの後部に激突し、ダブルベットほどもの大きさに血を広げながら。
コンクリートブロックに頭蓋骨で絵を描き、髪の毛をへばり付かせながら。
・・・みんな、みんな、死んじまった。
あいつも、こいつも。
指が足りなくなるほどに。
しかしだ。言ってもどうにもならないのだから、これ仕方がない。
とどのつまりは自分の責任なのだ。
「勝手に死にやがって!! オレの心に一方的に、土足で踏み込むようなマネしやがって!! 」
怒っても、泣いても、喚いても、どうにもならない。
なにしろ当の本人は、もうこの世にはいないのだから。
メットを被っていても、死ぬ奴は死ぬ。
被っっていなくても、助かる奴は助かる。
本筋はそこにあるのではない。
したがって、オワン型を首の後ろにぶら下げていようと、
最高規格のフルフェイスを着用しようと、
それは本人の自由である。
自分には自分の価値観、ポリシーというものがある。
決めるのは、俺だ・・・!!
そう確固たる信念を持っている人には、オレはなにも言わない。
そして、そんな君を非難する連中からも、場合によっては擁護もしてあげよう。
しかし、だ。それは、1 度頭をぶつけて、北野たけしのような目に遭ってから、
という、大前提の上での話であるべきだとオレは思う。
地獄がどんなところか知らないで、地獄なんか怖かねぇよ、と言うのと、
実際に覗いたことがある、しかしそれでも俺は地獄なんか怖かねぇよ、
というのとでは、説得力がまるで違って来るからだ。
後者であれば、おそらくほとんどの人間は、沈黙するのではないだろうか。
「これはポリシー本物だあ!! 」と。
さらに、当の本人が死んでしまう、という件は
取り敢えずこっちへ置いておくとして、
また、残された者がいかに悲しむかという話しも
取り敢えずはこっちへ置いておくとして、
「ヘルメットの効力・もしくはその着用方法が当の本人の死亡する
主原因となってしまった場合で、さらに相手がいた場合は、いったい
どのようにして相手に迷惑をかけないようにすることができるのか」
という、重大な問題の対策を、キチンと確立した上で、でないと、
正々堂々的にはならなくなってしまうともオレは思う。
例えば、だ。
自分が街をふつうに走っていたとする。そこへ、首の後ろにオワンを
ぶら下げた奴が追い越しをかけて来て、勝手に接触し、勝手にすっ転んで、
事実上ノーヘルの頭をぶつけて、即死してしまったと。
( なんだこいつは。勝手にぶつかって来て、死んでしまったぞ!! 参ったなあ!! )
ふつうはそう思う。
ところが、それはあなたの言い分なのであり、遺族はそう解釈はしてくれないのだ。
「おまえのバイクに接触されて、うちの子は死んだのだ!! 」
「いやちがう、だいたいからして、ヘルメットをちゃんと・・・」
こういう目に遭わされたら、どんな気持ちになるだろうか?
ところが、現実にはゴロゴロいるのだよ、こういう人たちは。
むこうにしたら、
「おまえが死ぬのなんか知ったこっちゃないが、なんで何の非もないこっちが、
それで責められ、莫大な金を請求されなければならないんだ!! 」
というのが、本音というものなのである。
あるいは、
歩行者と事故を起し、本人も相手も死んでしまう。
悲しみに打ちひしがれるあなたの遺族は、相手の遺族から更に賠償金を要求され・・・
どちらのケースも、オレは目の当たりにしている。
だからそれがどんなことか、少しは分かっている。
死んでしまったらよ、自分にはもうどうすることもできねぇんだ。
つまり、命を粗末にするということは、積極的に身を守ろうとしないということは、
生きているうちから、いま現在の時点ですでに、バイク乗りとしての責任を
放棄していることになってしまうのだ。
例外は、生き返ることができる奴。
生き返って、てめぇのしでかしたことの、おとしまえをキッパリとつけられる奴。
残念ながら、まだ、聞いた事がないけどな・・・。
天国のじいちゃん。
オレも古参兵になって来たようだぜ。
いままで生き延びてこられたのは、どうしてなのだか、ということを
良く考えながら、これからも戦って行くよ。
そして、必ず、必ず、無事に家まで帰るよ。
そのためにも、もっとも大切な頭を守るカブトだけは、
肌身離さず大切にしてるよ。
じゃあね、じいちゃん。
もう一度約束する。
必ず、無事に家に帰るからね・・・!!
(ここの流れが異常に速いので、ちょっと目を離しているうちに過去の部分がど んどんと
自動削除されていってしまう、なんとか保存できないものだろか? という書き 込みに対して)
隠れ家もろ直送・信哉便 59
投稿日 2001年3月2日(金)02時16分 投稿者 佐藤信哉 削除
京都のカワモト君。
よく読んでくれていて、ありがとうね。
このHPは今年の1月6日に立ち上げて、翌日の7日から、
この書き込みの記録はすべて保存してあります。
ただ・・・もう、夕べの時点で、それが1000件を突破してしまっているんだよ。
書き込みの部分だけで。
最初、更新件数を50件に設定しておいて、あまりの多さにそれを最大の200件まで引き上げた。
ところが、その200件でも現在では4日か、せいぜい5日しか持たないんだ。
だから、そのチェックと保存だけでも、大変な作業となってしまっている。
これは完全なる誤算だった。
で。結論から言うと、もうちょっと、待ってくれ。
オレ最初ここはは全部「読み物ページ」に再掲載するつもりだったのだけど、
それは諦めた。
できねぇわ、これは正直言って。
それで、「もろ直」だけに絞ることにした。
でも、それももうちょっと、待っててな。
やることやったら、「もろ直」だけは、必ず再掲載というか、
移転掲載して行くから。
実はね、これ書く前に
「梨本圭に対する書き込み」
に対して、これまたオレは長い原稿を書いていたのだが、
うまくまとまらないので、ゴミ箱に捨てちゃった。
圭に対しては、オレもいろいろとみんなに知ってもらいたいことがあるので、また書くわ。
オレはあと3時間半後にはここを出て、撮影だ。
バイクは○×△だ。
・・・お休みなさい。
(上記の件、私がボランティアで行いましょうか? というような書き込みに対し て)
シンヤより
投稿日 2001年3月4日(日)05時07分 投稿者 佐藤信哉 削除
Diversion in 広島さんへ。
頼むから、代わりにやってくれ。
マジで。
ここの書き込み、ほんとにこのまま捨てるのはもったいなさすぎる。
みんなの文章レベルの高さには、ほんとに驚かされているぞ。
で。やって。
やってやってやって。
やってくれたら毎月GodSpeedのTシャツあげる。
それに、一生SDの入場料タダにしてあげる。
どだ。
うわっ、やべえと思ったか。
ははははははは!!
冗談だよ、冗談。
・・・・・・半分本気だけど。
(表現方法による些細な行き違いから、ちょっとトゲのある口調が多くなりかけていた
ところへ、割って入って流れを変えてくれた書き込みに対して)
隠れ家もろ直送・信哉便 60
投稿日 2001年3月8日(木)08時29分 投稿者 佐藤信哉 削除
ドカ乗りのカオリちゃん。
いつも、「熱くなる議論のラジエター」のような存在で、感謝しています。
ドカノリのカオリというと、土方の愛妻弁当・海苔バージョンを連想させるが、
ちなみにこの子、めちゃくちゃ可愛い子なんだぜ。
釣られた人は、HPアドレスをクリックするがよい。
まあそれはいいとして。
こりゃ。一部の者たち。少しクールダウンしなさい。見苦しいぞ。
きっと直に会ったら、すぐにわはは!! と打ち解けてしまうのに。
「根っこが同じ人間」ほど、些細なことで意見が食い違ってしまうんだよ。
しかしながら・・・たまにオレが押さえないと、限り無くヒートアップしてしまう
書き込みってのも、ちょっと勘弁してくれよ、の世界だぜ。
でなきゃ、長期の取材で机の前空けたら、どうする?
前にも一度書いたけど、文章ってのは、真意を伝えるのが難しいものなのだ。
ほんとはこう思っているのだけど、とりあえず良い表現が思い浮かばないから、
とりあえず、こう書いておこうか・・・。
この気持ちは分かる。そうでないと、前へ進まないからね。
逆に言えば、職業ライターはそこにものすごいこだわり、時間をかける。
「てにをは」から始まって、ここはこんな言い回しでいいのだろうか、
この言葉は適切なのだろうか、これは誤解を生む表現とはならないだろうか・・・。
当たり前だ、「出てしまったら終わり」なのだから。
そして、それを避けるために、「担当者によるチェック」というものが
雑誌の世界には存在している。
「ひとりよがりの意見」や、「勝手な思い込み」、「独断や偏見」が
そこには潜んでいないかどうか、第三者の目を持ってチェックするわけだ。
だが、当然ながら、ここにはそのチェック機構は、ない。
ましてや、書き手はそこまで考えている専門家でもなんでもない、一般の人々だ。
したがって、真意が伝わらず、誤解が誤解を呼び、
足りない言葉がさらに新たな問題を呼び起こす・・・というのは、
これある面、仕方がないことだとオレは割り切って考えている。
だからな、提案だ。
1 これまで通り、依然なにを書き込んでも構わないが、
「議論を呼び起こしそうなもの」を書くときには、必ず書き終えてから
少し時間を置き、頭の中をクリアーにした状態で、
自分で「第三者になったつもり」で読み直してみること。
2 異論反論を唱える人も、自分の書いたものをすぐには送ることはせず、
少し時間を置いてから同様の目を持って読み直してみること。
3 その上で、もしあまりいい雰囲気に話が進んで来なくなってしまうようであれば、
みんなでそ知らぬ顔をして、違う話を盛り上げてしまう、ということ。
こんなところで、どうだ。
なんか他の掲示板ってさあ、批判を恐れて「こんにちは」「今日も良い天気ですね」
みたいな、当たり障りのないすさまじく短い文章とか、人の挙げ足を取り、相手を
誹謗中傷するためにグチグチ、ダラダラと長文を書き込むかの、どっちかしかない
ところが多いじゃんか。
そのどっちもやだよオレは。どっちにも、したくねぇ。
単なる「熱い」掲示板。
みんなでそう目指そうぜ!!
よう・・・「ありゃ? これ自分のことか?」なんて思った奴。
だからと言って、気にするなよ。
それもあって、これもあってと、そうやってこういう掲示板は
成長して行くものなんだから。
だから、書き込みするのもうやめようか、なんて考えるなよ。
さぁ〜てさてさて。
ちょっと明るい話題に変えよう。
実はな、オレ、今度の4月の6(金)・7日(土)・8(日)に、幕張メッセでやる
「モーターサイクルショー」のプレス用のチケットを、事務局から貰ったんだよ。
「GodSpeedさんで持っているメディアで、使って下さい」って、30枚。
しかるに、それを、あさって土曜日、バーンナイトに来た連中に、やる。
「うわっ儲かった、行く行く!! 」
だめだよ。すんなり貰える、と思うなよ。抽選だかんな、抽選。
例えば前回は、Admのキャパいっぱいの、90名ほどもの人間がいた。
だから、30枚でも、貰える確率はたったの3分の1だ、ははははは!!
・・・でも考えてみたら、また超満になったとしても、なんと、3人にひとりは当たるぞ。
どうだ、オレは気前がいいだろう!!
なに? どうせ貰ったものだろうってか?
それを言っちゃおしまいだ。そこから挙げ足取りが始まるんだっちゅうの。
さあ、来れ!!
キタレと打って、「来れ」と出たが、
とにかく、キタレ!!
東京は池袋、明後日土曜日の深夜 12時から開催される、深夜のシンヤの熱い夜!!
人から貰った前売り大人1200円高校生500円、当日大人1500円高校生1000円、
男女ペア2500円!! すべて税込み価格・中学生以下は無料というこのプラチナチケットは、
さ〜てさてさて、誰の手に!!
熱い人間、来るがよし。
佐藤信哉、待ってるぜぇ!!